頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎

目次

頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎その1

頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎その2

頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎その3

頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎その1

朝ブラッシングをすると抜け毛がひどい。フケが出るといった頭皮のトラブルを避けるためには、毛髪保護成分などの入った育毛シャンプーで頭皮を清潔にして、皮膚を守る皮脂の働きを助けることが大切です。

しかし、それでも皮脂の保護膜を破って侵入し、炎症を起こすことがあります。漆や銀杏などの植物、指輪やネックレスなどの金属、化粧品や衣類、また育毛シャンプーや外用薬の軟膏などでかぶれる「接触性皮膚炎」です。接触性皮膚炎は「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」に分類され、後者は人によって原因物質が異なるため「アトピー性皮膚炎」に間違えられることがあります。どれも「アトピー性皮膚炎」と違って、原因物質を特定し、二度と触れないようにすれば、簡単に治療することができます。

これらの疾患、特に化粧品や衣類、育毛シャンプーなどで頭皮のトラブルが発生した場合は、原因物質を探し出し特定することが難しいので、皮膚科の専門医に相談し、パッチテストなどで原因を特定してもらい、的確な治療を行うことが大切です。

また、患部を掻き壊さず。原因物質を避け、皮膚を可能な限り清潔に保つ努力が必要です。

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頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎その2

山歩きなどをすると、手や首筋などが赤く腫れたりぶつぶつができ時にかゆみや痛みを覚える時があります。知らずと毒性のある植物や虫などに触れたためです。俗に”かぶれ”と言われる「接触性皮膚炎」です。肌が露出した部分の疾患なのですぐ納得がいき、原因物質も比較的簡単に特定できます。

では頭皮のトラブルはどうだろうか。清潔感にとらわれ育毛シャンプーで洗髪。にもかかわらず頭皮に痛みやかゆみを覚え「接触性皮膚炎」と知った時、何処か納得がいかないものです。

まずは、皮膚科の専門医に相談し、できた疾患が「刺激性接触皮膚炎」なのか、アトピーに似た「アレルギー性皮膚炎」なのかを知り、再び頭皮のトラブルを避けるためには、原因物質を特定し、それらに触れないように治療を行うことが大切です。

育毛シャンプーや化粧品なども注意書きや成分を知り、自分にあったものを使用するなどして皮膚を清潔に工夫することが大切です。(患部を掻き悪化させないように)

接触性皮膚炎は原因となる物質を排除することで、比較的容易に治療することができます。

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頭皮のトラブルⅡ 接触性皮膚炎その3

外を歩けば銀杏の街路樹。ベランダにはアロエの鉢植え、タンスには衣類が所狭しと詰まっている。手に指輪、首にネックレス―何処にも誰でも身につけているこれらの物質が体質によっては、「接触性皮膚炎」を引き起こす物質である事をご存知でしょうか。

接触性皮膚炎は、「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」に分類することができます。前者は、原因物質自体が持つ刺激や毒性に触れることで肌に赤いぶつぶつができたり、腫れたりするなど誰にでも起こりうるものです。後者は、人によって原因物質が異なります。

石けんを使った洗顔や市販のシャンプーなどで頭皮のトラブルが起きたら、早めに医師に相談し、原因物質を特定してもらい、二度と同じ原因物質に触れないよう治療に努めることが大切です。

特に、目に見えないところにある頭皮のトラブルを避けるためには、自分に合った育毛シャンプーを選び、頭皮を清潔に保つことに努め、乾燥や細菌の侵入から皮膚を守る皮脂が働きやすい環境つくりに努めることが大切です。

患部を掻き壊さないことが完治の近道です。

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