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30代女性に起こりやすい薄毛の原因1
平均的な30代女性であれば、結婚、妊娠、出産を経験する時期になります。
実際のところ、妊娠期間や出産期間を通じては、体の変化としておなかが大きくなって、子供が生まれてというのを想像するでしょう。しかし、体の内部では、ホルモンバランスが通常時に比べて大幅に変わっていきます。
妊娠状態を維持して胎児を守るために、エストロゲンなどの女性ホルモンがかなりの量分泌されるようになるのです。ところで、このエストロゲンの作用としては、女性として、母親としての働きを強めるためにもっぱら子宮周辺を守るように体が変わって行くようになります。
その一方で、ほかの部分の活動がおろそかになって行ってしまうのです。
そのため、たとえば、肌が乾燥しがちになったり髪が抜け落ちやすくなってしまいます。特に、女性は出産を通じてかなりの体力を消費します。体力だけでなく、出産時にかなりいきむことによって、内臓機能も一度に低下することになるのです。
また、出産後は、子宮の状態を元に戻すためにそちらにエネルギーが注がれるようになります。
その結果、髪を強くしたり、ハリやコシを与える作用が低下して、どんどんと抜けおち、薄毛になるのです。そこで、出産後は、しっかりと栄養を取って、髪にまで栄養が行き届くようにしてくださいね。
30代女性に起こりやすい薄毛の原因2
女性にとって、素敵な洋服を着こなしたり、周りから美しいわねと言われるととっても嬉しいですよね。そこで多くの女性が目指すのが、スリムな体型です。
そのために日ごろからダイエットをして、引き締まった体を目指す方は多いのではないでしょうか。
しかし、そんなダイエットも行き過ぎると、運動のしすぎや食事制限による栄養失調になってしまいます。
栄養失調状態がつづくと、体が飢餓の状態を覚えます。身体が飢餓になっていると、まずは、最低限の栄養を体の内臓機能の働きへとまわします。すると、そのほかの部分へと栄養がいかなくなり髪の発育にも影響が起こります。
たとえば、髪がしっかりと伸びなかったり、白髪が増えたり、さらにはせっかく生えてきた髪の毛もスルスルと抜け落ちるなんて事態に陥ってしまいます。
確かに、ダイエットの基本は、摂取カロリーが消費カロリーよりも少なくなることです。そして、基本的に成人女性がダイエットを行う際に必要なカロリーというのは、一日当たりおよそ1,500キロカロリーほどといわれています。
この1,500キロカロリーよりも一日の摂取カロリーが低くなってしまうと、今度は、体の働きが鈍ってしまうのです。余りの痩せ状態は薄毛を引き起こしてしまうので、ある程度の栄養は取るように心がけてくださいね。
30代女性に起こりやすい薄毛の原因3
誤ったスタイリングが薄毛を引き起こすということをご存知ですか?おしゃれのために、毎日のスタイリングを欠かさず行っているという女性は多いと思います。
特に、30代になると、オフィスやママ友などの間での容姿を気にするあまり、洋服だけでなく、ヘアスタイルも毎日セットしますよね。
髪を巻いたり、ヘアスプレーやワックスで固めたりする人もいるでしょう。しかし、そういうヘアスタイリングは、実は頭皮にかなりの影響を与えてしまっているのです。
もともと、髪が生える仕組みというのは、頭皮にある毛根から髪が育っていくのです。しかし、スタイリング剤などを用いることで、頭皮の毛穴をスタイリング剤が塞いで行ってしまうのです。すると、毛穴事態に炎症が起こるようになり、十分に健康的な毛髪が生えにくくなります。これが、薄毛の原因となるのです。さらに、スタイリング剤をはじめとする皮脂分などが毛穴にたまって行くことで、炎症はどんどんとひどくなります。その結果、髪は成長速度を落としたり、次第に生えなくなってしまいます。
こうなると、30代という若い世代にもかかわらず薄毛になってしまいます。
スタイリングを日常的に行っている方は、しっかりとシャンプーなどでスタイリング剤を落としてくださいね。