抜け毛の周期とは?

目次

抜け毛の周期とは?その1

抜け毛の周期とは?その2

抜け毛の周期とは?その3

抜け毛の周期とは?その1

当然ですが髪の毛も体の一部ですので、一定のサイクルで成長、衰退、抜け毛を繰り返しています。

抜け毛を見るととても心配する人も多いのですが、このように順当なサイクル内での抜け毛は当たり前の事なのでなんら問題ないと言えるでしょう。

抜け毛が問題になって来るのは一番重要な成長期が短縮してしまう場合です。

ほとんど育たないままに抜けてしまうので頭皮には髪がほぼ留まらない事になります。すると当然薄毛になってしまいます。更にそれがずっと続くと毛髪が育つ場所すらなくなってしまいハゲてしまう訳です。

それでは健康な状態での抜け毛はどのくらいなのでしょうか?健康な状態での抜け毛は、一日50本から100本程度と言われています。

逆に言えば一日100本程度は抜けても気にする必要はないという事です。あまり気にしすぎてストレスになってしまうとそのせいで逆に心因性脱毛症になってしまいます。

この髪の毛の成長のサイクルがおかしくなって異常な状態の抜け毛となってしまう原因は色々とありますが、一番多いのは男性ホルモンによるものだと言われています。

男性ホルモンの一部物質が変質し、成長サイクルに異常を引き起こし抜け毛までの周期を短縮してしまうので毛髪は成長出来ないまま抜けてしまうのです。

これを解決するには阻害している原因を取り除き成長サイクルを正常に戻す必要があります。つまり成長を阻害する物質を減らせば良いのです。

このように抜け毛の原因は今ではかなり判明しているので、病院で治療を受ければ改善する確率が高くなっています。

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抜け毛の周期とは?その2

ちょっと髪のボリュームが気になり出すと抜け毛は不安になるものです。

しかし、自然な状態でも抜け毛はあります。ではどの程度の周期で抜け毛は発生するのでしょうか。

髪の毛の成長の周期

1.成長期

毛母細胞が髪を成長させ続ける期間です。髪の毛の成長期はなんと3~7年と言われています。

これだけ長い間成長するのですから体の栄養状態が髪の状態に直結するのは当然ですね。髪の毛の艶や太さなどはこの時期どれだけ健康に髪を育成出来るかに掛かっています。

2.退行期

髪の毛の成長がゆっくりとなりやがて止まる時期です。2週間前後の期間があり、この間に髪の毛は抜け落ちます。

つまりこの時期が抜け毛の時期という訳です。

3.休止期

毛母細胞の活動が止まり、髪の毛の成長が完全に止まってしまいます。こうなるともはや髪は抜けるしかありません。

この状態でも毛母細胞は残って休眠しているだけです。やがてまた活動を再開して髪の毛を育成し始めます。

このように周期を見てみると、髪は3年から7年に一度抜けるという事になります。更に常に休眠中の毛母細胞もあり、かなり長い周期で抜け毛が発生しているようです。

実際は健康な状態で1日50から100本程度の髪が抜けているという事なので、よほどの事がない限り気にする事は無いでしょう。

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抜け毛の周期とは?その3

健康な髪でも抜け毛はあるものですが、これが異常となった時はどうしたら分かるのでしょうか。

まず健康な髪の抜け毛の周期を考えてみましょう。

健康な髪は成長期・退行期・休止期の3つを繰り返しています。この内頭髪の成長期は長く、3年~7年と言われています。

つまり成長期が終わると抜け毛になる訳です。

この周期に従って数年の間きちんと成長して抜ける場合は何の問題もありません。しかし、きちんとした成長を経ないで抜ける場合は髪の毛の成長に異常が生じている可能性があります。

そんな時は要注意です。薄毛の危険があります。

具体的にどんな抜け毛の場合、髪の成長の周期に異常が生じているのでしょうか。きちんと年数を掛けて成長した髪は毛根が太り全体的に太く、艶があります。

しかし、成長が足りない髪は毛根がやせ細ったままでほっそりとした髪ですぐ千切れてしまいます。

これは髪が成長し切れずに抜けてしまっているのです。

きちんとした成長をせずに髪が抜けてしまうという事はどういう事でしょうか。休止期に入って髪を生やさない毛母細胞は頭髪全体の10%程あると言われていますが、成長せずにすぐに抜けてしまうという事は、この休止中の毛母細胞が増えていくという事です。

例えば1年も成長せずに抜けてしまう髪ばかりになれば、当然育成中の髪は全体の僅かな量になってしまいます。ようするにほとんど髪が生えていない状態になるのです。

そのような事態を避ける為にも髪の成長期にきちんと栄養が行き渡り、丈夫な髪の毛として長年成長して貰えるように体調や食事の管理、頭髪の衛生などをきちんとする必要があるのです。

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