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抜け毛と枝毛の関係?その1
最近抜け毛や枝毛が増えてきたなと感じる方は、髪が弱っている可能性が高いです。
枝毛が出来るという事は、髪の先まで栄養が行きわたっていないからです。
それは生えている部分だけが弱っているのではなく、実は髪の毛を作っている毛根に何か問題が発生している可能性があります。
毛根の根本には毛球があって、毛球の中に毛母や毛乳頭があります。
栄養不足や睡眠不足だと毛球にしっかり栄養素が届けられなくなるので、丈夫な髪が育たなくなってしまいます。
他にも夜お風呂で髪を洗ってドライヤーで乾かさずに濡れたままの状態で朝まで眠ってしまうと、キューティクルが剥がれやすくなってしまって、寝ている間に枕で髪がこすれてダメージを招いてしまったり、頭皮が蒸れてしまって毛根を痛めてしまう事もあるのです。
そして布団や枕などにはダニが多く生存しているので、頭皮が湿っているとそれだけでも細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
それがかゆみとなって、フケが増えて頭皮環境が悪化して表皮のバリア機能が衰えて髪が抜けやすくなってしまうのです。
枝毛や切れ毛にならない丈夫な髪の毛を育てるにはまず頭皮環境を整えてあげる事が大事なので、面倒くさいからと毎晩の洗髪後のドライヤー乾燥を怠るのは髪の健康にとってはNGです。
抜け毛と枝毛の関係?その2
最近枝毛や抜け毛が目立ってきたなと思う人は、自分のライフスタイルについて一旦見直した方が良いでしょう。
薄毛や脱毛症になる人には、体質的な問題や健康状態の悪化、乱れた生活習慣といった風に何等かの要因を持っている人が多いようです。
最近外食が増えていませんか?よく眠れていますか?お酒の量が増えていませんか?タバコは1日に何本吸っていますか?
これは抜け毛だけでなく、爪が折れやすくなったり、視力が弱くなったり、むくみやすい、トイレの回数が増えるといった風に体中あちこちに異常を感じるようになると思うので、早めの処置が大切です。
頭皮環境としては、血流が滞って皮脂腺が少し大きくなってしまっている事があげられます。
これはタバコを1日に5本以上吸う人であれば、ニコチンが血流を妨げていたり、睡眠不足の人であれば、髪の毛が育つ夜の9時から深夜2時の間といった成長期に起きていたりといった風に生活習慣に問題があるようです。
頭皮を調べてみると、皮下で白血球やリンパ球が増加して機能が衰えている状態です。
頭皮に栄養が行きわたっていないから、髪が生えてこなくなったり、生えている髪の毛も中身がスカスカ状態で枝毛や切れ毛になってしまうのです。
抜け毛が目立つようになった時点で、早めに自分のライフスタイル全般を見直していく事をお勧めします。
抜け毛と枝毛の関係その3
髪の毛の事を毛幹というのですが、構造としては一番外側の表面を覆っている1,000分の1ミリぐらいの大変薄い膜の毛小皮のキューティクルとその内側の毛皮質のコルテックス、そして髪の中心部を占める毛髄質のメヂュラという3層で成っています。
最近は紫外線の量が大変多いですが、紫外線を浴びるとこの一番外側のキューティクルが破壊されて、枝毛や切れ毛を招いてしまいます。
夏場などの紫外線が強い時期には、お出かけの際には日傘をさしたり、車の窓には紫外線防止フィルムを貼って、髪や素肌を守ってあげましょう。
他にも毎日のように使うヘアブラシがナイロン製やポリエチレン製、金属製の場合、静電気加工がしてないとそれで髪に静電気が起きてダメージを与えてしまう事があります。
ヘアブラシには、目の粗い先がとがっていない頭皮に優しい物を選んであげると良いでしょう。
豚の毛を使ったブラシや静電気加工をしてあるヘアブラシがお勧めです。
これも毎日の習慣なので、使うヘアブラシによって1年後、数年後の髪の量が変わってくる事もあります。
無理に目の細かい櫛で逆毛を立てたり、ヘアゴムできつく縛ると索引性脱毛症を引き起こしてしまいます。
毛幹部というのは、一旦傷ついてしまうと修復は不可能なので要注意です。
毛幹部が傷つくと、髪がパサついたり、変色したり、枝毛や切れ毛になってしまうのです。