薄毛と脂漏性皮膚炎の関係

目次

薄毛と脂漏性皮膚炎の関係1

薄毛と脂漏性皮膚炎の関係2

薄毛と脂漏性皮膚炎の関係3

薄毛と脂漏性皮膚炎の関係1

薄毛になってきている、若しくは薄毛である事と脂漏性皮膚炎に罹っている事には何か関連性があるのでしょうか。実は薄毛と脂漏性皮膚炎は切っても切れない関係があるのです。

そもそも薄毛という状態は、頭皮の健康状態が悪いことで引き起こされます。頭皮の悪い状態と言っても大まかに二種類存在し、乾燥性のものと皮脂によるものがありますが、想像に難くないとは思いますが、脂漏性皮膚炎とは頭皮に過剰な皮脂が分泌され、頭皮の皮膚の毛穴が詰まった状態です。

毛穴が詰まる事で悪化すると毛穴の周辺の皮膚が炎症を起こし、髪の毛が抜けやすくなり、かつ毛穴の形も変形しツヤやハリがある健康な状態の毛が育たなくなり、細くて輝きのない不健康な毛が生えてきます。そして土台である頭皮の健康状態が悪いが故に毛が更に抜けやすくなり悪循環を起こすという、健康で丈夫な毛が育たないように時が経てばたつほどに悪化してゆきます。また脂漏性皮膚炎に罹っている人の場合は頭皮だけではなく、顔(特に鼻の周り)や背中など頭皮以外の体の 部位にも症状が出ている場合も少なくありません。この症状に陥ってしまうとなかなか自分でケアするのも難しいので早い段階で皮膚科に罹りましょう。

▲目次へ戻る▲

薄毛と脂漏性皮膚炎の関係2

最近フケが多いし、頭皮の匂いも何だか気になるし、薄毛になってきているような気がする、シャンプーをしたばかりなのにフケが大量に出るし、その上頭髪が脂ぎっているなどの症状はありませんか?もしそのような状態にあるのであれば、それはあなたが脂漏性皮膚炎に罹っている可能性がかなり高いと言えるでしょう。

脂漏性皮膚炎の原因のほぼほとんどが、マラセチア菌によるものです。マラセチア菌とはヒトの体内にもともと存在する真菌の一種で、余計な脂質などを生きる源としています。頭皮の状態が健康な人であれば特に悪さをするわけでもなく何も問題がない菌なのですが、ストレスや生活習慣、食生活や衛生環境など実に様々な発端で劇的に増殖する場合があります。このマラセチア菌が増殖する事で頭皮のバランスが崩れ、頭皮が脂性へとグッと傾きます。

▲目次へ戻る▲

薄毛と脂漏性皮膚炎の関係3

脂漏性皮膚炎に罹っているとどうして薄毛になるのでしょうか。それは顔の皮膚に例えると非常に理解が進むのではないかと思いますが、顔の皮膚の場合は毛穴が詰まることで正常な形の皮膚が形成されず、毛穴が詰まった不健康な部分に対して体のディフェンスシステムが作動してニキビや吹き出物として出現します。

そしてそのまま状態が悪化すると毛穴の状態が異常であるが故に、ニキビや吹き出物がある/あった部分が跡として残ってしまったり、陥没したり、開き切って目立つ毛穴が形成されてしまうことにつながります。頭皮の場合は顔とは違って毛髪が生えています(厳密に言えば顔面にも目立たない毛は生えていますが)。それ故に皮膚の異常が起こると毛の生え方はもとより質にも大きな影響を与えます。そしてそれは即ち、薄毛を意味します。家として頭を考えると頭皮は家の基礎になる土台、家が毛髪になります。もしあなたが家を建てるとして、土台がガタガタだったり、脆かったら、家は崩れやすくなってしまいますよね。

それと同様で過剰に皮脂が出ている頭皮の場合、毛穴を塞いでしまい異常なターンオーバを行ってしまい、毛穴の形状にも影響が出ます。その結果毛が抜けやすくなるばかりか新しく生えてくる毛の量が少なくなったり、すぐ切れてしまうような脆い毛しか生えなくなり薄毛になるのです。

▲目次へ戻る▲