薄毛と頭皮湿疹の関係

目次

薄毛と頭皮湿疹の関係1

薄毛と頭皮湿疹の関係2

薄毛と頭皮湿疹の関係3

薄毛と頭皮湿疹の関係1

頭皮湿疹とは頭皮の皮膚が正常なターンオーバー、つまり生まれ変わりができなくなっている状態です。

頭皮湿疹では、乾燥性の皮脂欠乏性皮膚炎と過剰な皮脂分泌で起こる脂漏性皮膚炎が代表的な診断名になります。特に冬など乾燥する時期になると前者である皮脂欠乏性皮膚炎にかかる人が増加します。

他の体の部位でも乾燥する冬のシーズンはお肌がカサカサしたり、手が切れたりする人もいますよね。それと同じようなことが頭皮で起こっていると考えると分かり易いと思います。つまりお肌を守るために必要な水分が充分ではなかったり、お肌の水分を閉じ込めるバリア機能としての役割である皮脂が不足しているという状態です。頭皮の場合は過剰に洗髪をしたり、洗浄力が強力すぎるが故に必要な皮脂まで奪ってしまうようなシャンプー剤や頭皮にあっていない刺激が強いシャンプー剤などを継続して使用することでも皮脂や水分の不足を招きます。

元々アトピー体質であったり乾燥肌だという人は特に要注意ですが、冬の乾きやすいシーズンはノーマル肌の人であっても油断はできません。乾燥することで頭皮の状態が悪いと必要異常に毛が抜け、かつ丈夫な新しい毛が生えて来なくなるなど薄毛になってしまうリスクがあります。特に冬の間は洗髪は一日おき程度に留めたほうが無難と言えます。

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薄毛と頭皮湿疹の関係2

頭皮湿疹のうちでも近年特にその発症者数を伸ばしつつあるのが、接触性皮膚炎です。

特に要注意なのは日頃から髪のセットをするという人です。整髪料や固定するスプレー等、完全に落ちていないスタイリング剤は頭皮にそのまま残留し、頭皮のトラブルにつながる場合がとても多いのです。

強力なスタイリング剤を落とす専門の商品も存在しますが、強力なスタイリング剤を落とす商品では、頭皮に本来必要であるはずの水分を保持するための皮脂膜までもが奪われてしまい、そうなると脳は皮脂が不足しているとの信号を発し皮脂が沢山でるようになり、結果頭皮の湿疹に至ります。頭皮の皮膚に湿疹が起きるとその上に生える毛は当然弱くなり、抜けやすくもなります。薄毛はなにも加齢だけで起こるわけではありません。常日頃から強力なセットをする人は気を付けたほうが良いと言えるでしょう。

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薄毛と頭皮湿疹の関係3

元々が結構な乾燥肌だったりオイリー肌であったりする場合、特に気を付けたほうがいいのが頭皮湿疹です。頭皮湿疹はどちらの肌タイプであっても起こり得るものですが、元々の肌タイプはもとよりどのようなライフスタイルを送っているかによっても発生するリスクが変わってきます。例えば勤務時間が不規則な仕事をしているとか、転勤が多くストレスが多いとか、バランスが取れた栄養分を摂取出来ていない場合や喫煙や飲酒、刺激物の嗜好の有無によっても湿疹が出るかでないかの割合は変わります。

規則正しい生活をしないと何も頭皮だけではなく体の他の部分に悪影響が出る事は言うまでもないですが、栄養分に関しては特にビタミンが不足していると頭皮のトラブルに起因する肌トラブルが起きやすくなります。状態にもよりますが、痒くてたまらないとかあまりにも髪の毛の抜ける量が異常と感じられたら素人判断をせずにすぐに皮膚科で見てもらうのが最善でしょう。

頭皮湿疹ができると、頭皮は髪の毛を支えるのに適さない状態に陥り、ひいては薄毛や禿げになるリスクが格段に上がってしまいます。薄毛や禿げにならないためには今は特に頭皮に何の問題も無いという人であっても常に頭皮環境に留意することが肝要と言えます。

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