脂漏性皮膚炎にならないスキンケア

目次

脂漏性皮膚炎に住み着いてしまう菌とは

顔にニキビができたら脂漏性皮膚炎の可能性も!

顔にできてしまった脂漏性皮膚炎のスキンケアとは

脂漏性皮膚炎に住み着いてしまう菌とは

治りが悪い皮膚炎で脂漏性皮膚炎があります。紅班様の赤みを帯びた炎症が数ヶ月ほど続いてしまう厄介な病気です。

体のあらゆる部位にできますが特に顔にできてしまうと、他の人の視線も気になりますし、ケアに困ってしまいますね。男女共に起こりうる脂漏性皮膚炎は自然治癒が難しい病気なので、消毒作用や抗炎症作用のある軟膏やクリームを塗って対処するしかありません。顔に炎症が起こる場合は脂がたまりやすい小鼻やおでこなどTラインと呼ばれる部位に発症しやすくなっています。

脂漏性皮膚炎を解消するにはマラセチアと呼ばれる真菌のカビを阻害することがポイントとなります。このカビを消し去るには外用薬の抗真菌薬を塗布し続ける必要があります。

ちなみに真菌には種類があってアクネ菌やマラセチア菌などの種類に分かれます。どちらも皮膚の炎症を起こすものとして知られていますが、アクネ菌の方が知名度があるかもしれません。

ニキビが発症されたときはこのアクネ菌が常在していて、皮膚の炎症を起こすと言われています。一方、常在率が高くてなかなか消滅してくれない厄介なものが、マラセチア菌です。脂漏性皮膚炎が発症されている場合、こちらの菌が染み付いてしまっている可能性が非常に高いです。

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顔にニキビができたら脂漏性皮膚炎の可能性も!

顔に出来るニキビなどの炎症は、すぐに治る場合はアクネ菌が原因となる可能性が高いですが、逆に数週間なかなか炎症が治まらなかったり、赤みが消えないという場合、マラセチア菌の可能性が非常に高いです。

マラセチア菌とは常在菌の一種で、毛穴に詰まった角栓を好んでいる傾向があります。皮脂量の多い方に脂漏性皮膚炎はなりやすく、皮膚の表面というよりは毛穴を中心とした角質層に炎症を起こしやすい症状の一つです。

肌トラブルが起こると当たり前のように保湿が大事という意見がありますが、それは間違いでむしろマラセチア菌は空気に触れると増殖しにくい性質を持っているので、患部は隠さずにオープンな状態にしておいた方が良いでしょう。

ただし、あまりにも乾燥させすぎてしまうと皮膚表面の水分量が減って角質層が枯れ果てた畑のようにカピカピな状態になってしまいますので、程よい保湿は必要ということになります。

脂漏性皮膚炎の場合、皮脂の分泌量が増えてしまっている傾向がありますので、女性ホルモンを発揮できるような体質にしていく必要があります。

そのためには女性ホルモンと同じような作用が期待できるエストロゲンを吸収すると良いでしょう。エストロゲンは大豆イソフラボンに多く含まれています。

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顔にできてしまった脂漏性皮膚炎のスキンケアとは

顔に赤みを帯びたり、炎症を起こしたり、皮がはがれたりした場合、脂漏性皮膚炎の可能性も十分に考えられます。

なかなか治らない症状ですから、特に女性の方がなってしまうと外出する際にその部位が気になってしょうがないという方もいることでしょう。

脂漏性皮膚炎になってしまった場合は、薬と食事の両面から改善するケアを行っていく必要があります。まず薬ですが、脂漏性皮膚炎に効果が期待できる外用の抗菌作用がある抗真菌薬を使って対応していくと良いでしょう。

具体的にはケトコナゾールが有名です。水虫などのカビ対策の薬としてご存知の方もいるかもしれません。

他には副腎皮質ホルモンを配合したステロイドの外用薬もあるのですが、そういったものは最終手段として考えておいてまずは、ケトコナゾールなどを使って対策していくのが常套手段といえます。

そして食事では、血行状態を良くして悪玉コレステロールを減らす効果のある食材を意識的に摂取すると良いでしょう。具体的には大豆や納豆、豆腐などの豆類を中心とした製品に多く含まれています。

手軽に摂取するなら、豆乳もおすすめです。これらは大豆イソフラボンを多く含有していて、肌トラブルの解消に役立つとされています。

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