馬油の読み方と言い伝え

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馬油の読み方と言い伝え1

馬油の読み方と言い伝え2

馬油の読み方と言い伝え3

馬油の読み方と言い伝え1

美容家をはじめ、有名スタイリストの方も「一生手放せない!」と語るほどのスキンケア用品、「馬油」をご存じでしょうか?

聞きなれない名前、漢字を見ても何と読めば良いのか迷ってしまいそうですよね。試しに辞書や美容雑誌で探してみても…見つからない。実はこれ、知る人ぞ知るスキンケアの万能素材なのです。

読み方はズバリ「馬油(バーユ)」。地方によっては「マーユ」とも呼ばれています。字のごとく動物の馬からとれる油(脂肪)を煮込んだ後に、ろ過・精製した油のこと。その起源は古く、中国で4000年前から使われていたと言われています。日本に伝わったのは奈良時代の頃。当時の中国(唐)より僧侶が日本へ渡り都に向かう途中、大宰府の筑紫野地方に滞在した際に広めたのがきっかけと言われています。

馬油の効能が万能であることは古来より知れていて、5~6世紀に記された中国の書物「名医別録」には育毛に効く、また16世紀に中国の医師が記したものには、肌荒れの治癒やシミ・ソバカスの除去、筋肉痙攣の緩和に効くとあり、薬用として使われていたことがうかがえます。日本でも「火傷には馬油が一番効く」と民間療法として広まり、長年人々に愛用されてきたのです。

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馬油の読み方と言い伝え2

乾燥が気になる季節、お肌の保湿は十分でしょうか?

いろんなスキンケア用品を試したけどイマイチというあなた!「馬油」を試してはいかがでしょうか。

あまり聞きなれない名前で不安…という方もいるはず。この「馬油(バーユ)」、もしくは「マーユ」と呼ばれるこれ、実は4000年以上も前から人々に親しまれてきた万能薬品なのです。皮脂に最も近い成分で、お肌の水分と油分のバランスをしっかり保ってくれるのですよ。もともとは、中国で肌の治癒や育毛などに使われていたという記録もある馬油。

日本に伝わったのは奈良時代と言われています。以来、「火傷には馬油が一番効く」とも言われ庶民の間で大変重宝されてきた歴史があるのです。

ブランドのスキンケア用品と違い広告なども無く馴染の無い方が多いかもしれませんが、その実力は、あの有名スタイリストさんも「一生手放せないかも」と愛用しているほど!

さらにはTVでも話題になり、今でも雑誌の表紙を飾る、美しすぎる世界最高齢の現役モデル。ギネスブックにも登録された彼女はなんと83歳!その彼女の愛用品も実は馬油だったのです。歴史と実力を備え持つ馬油を使って、あなたも乾き知らずの保湿にチャレンジしてみては?

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馬油の読み方と言い伝え3

最近TVでも話題になった、美しすぎる世界最高齢の現役モデル、カルメン・デロリフィチェさんをご存じでしょうか。

ギネスブックにも登録された彼女は御年83歳。ハツラツとした彼女の肌はとても80代とは思えないハリと輝きを保っている。そんな彼女のスキンケア愛用品は「馬油」。

あまり知られてはいないが、4000年も前から人々の間で、肌の治療やスキンケアに使われている万能用品だ。一見、読み方に戸惑ってしまうこの「馬油」。ズバリ「バーユ」、もしくは「マーユ」と呼ばれており、日本には奈良時代に唐の僧侶から伝わったと言われている。その効能はれっきとしたものであり、5世紀や16世紀に記された中国の書物にも登場し古来より薬用として用いられていたことが分かる。一般的には火傷や、ひび、あかぎれ、痔などの肌の治癒に用いられていたが、書物によると育毛にも効果があったと記されている、なんとも万能な薬である。

ところで、日本で古くから伝わる万能油といえば、落語にも登場する「ガマの油」が有名だ。実はこれが馬油であったという説が。馬を食することが禁じられていた時代、「我が馬の油」からもじり表向きの名前を変えつつも愛用し続ける庶民の知恵だったのかもしれない。

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