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食品にも使われる馬油1
馬油は、古くから火傷・肌荒れ・ひび・あかぎれ・切り傷・しもやけ・痔・ニキビ・肌の保護や肩こり・捻挫・打ち身など万能薬として使われております。
馬から取れる脂なので、顔や肌につけられるのはもちろん、万が一口に入っても害はない、舐めても大丈夫なものと言った程度の認識があると思います。
しかし、馬の油に関しては売ってるところはそうないので、食用と言われるとあまりピンとかないかもしれません。
馬油って食べられるの?と、思うかもしれません。
ところが、馬肉は、牛肉や豚肉に比べると脂肪が非常に少なく、馬脂が植物性の油に近いという性質を持っております。
他の動物脂に比べて、浸透力も高いので、小さな空間まで入り込むことで油膜をつくり、酸化させにくくもするのです。
また、一般的には動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く、コレステロールの増加の原因とされておりますが、馬油は不飽和脂肪酸が63%を占めるので、魚の肉と動物の肉の中間的な性質なのです。
馬肉は完全な自然物で別名”桜肉”とも呼ばれ、食用として用いられているのです。 馬刺しは食べたことがあるかたも多いと思います。
なので、馬油も食することも出来るのです。
馬油は食べることも出来て、全く副作用はないと言っても過言ではありません。
九州、熊本を中心にごく稀にお肉屋さんでも馬油は取り扱ってるそうです。
食品にも使われる馬油2
馬油を食するとどんな効果があるかについてですが、様々な効果があると言われています。
血栓症・ガン・脳出血・脳梗塞・心筋梗塞などを予防する効果があると一般的に言われています。
血圧を正常にコントロールするので、血圧が気になるかたにもいいですね。
他にも、学習機能を向上させる、アレルギー体質改善にもいいようです。
そして、何よりも嬉しいのは、ダイエットにもいいのです。
脂肪を減らして、筋肉や体力を落とさないのがダイエットの理想ですが、それに馬油が打ってつけなのです。
馬の脂の中には、αーリノレン酸という脂肪酸の一種が含まれているので、それがダイエットにいいのです。
骨や筋肉量を維持しつつ、脂肪酸だけを減少させる馬脂に含まれるαーリノレン酸は人体では合成できず、食事で補う必要があるのです。
実際に、とある大学の発表によると、学生に馬の脂を主原料にした健康食品を1~2か月摂取させ、その後の脂肪や筋肉量を調べると、体重や体脂肪は減少してるのに、筋肉と骨は減少していないという結果になり、結論としては痩せやすく太りにくい体をつくるのではと注目されているのです。
また、悪玉コレステロールや中性脂肪も減らす働きもあるのです。
美容や健康やダイエットに効果があるのが、お分かりいただけたかと思います。
食品にも使われる馬油3
馬油って、どうやって食するの?
どんな食品に入ってるか気になると思います。
馬刺しは食べたことはあっても、馬油はさすがないというかたは多いと思います。馬油は、料理に用いると焦げ付きにくく日持ちが良いという話もあります。
牛肉や魚、ケーキなどを焼く時には、少量を鍋に塗って焼くと、テフロン加工の鍋を使ったのと同じくらいに強火でも焦げ付かないはずです。
また、前述した”桜肉”が食べられるお店もあり、東京の郷土料理のようで数少ないそうです。
この純粋な馬油をたっぷり含んだ桜肉料理を食べると、体の内側から馬油を取り入れるので、そこで食事をした翌日は肌ツヤがいいと評判のようです。味もとても美味しいようです。
実際にここで働くスタッフのかたは、この桜肉料理を食べてるわけではないのに、肌ツヤがいいそうです。それは、普段桜肉を扱って触ってるのと、お鍋の湯気に肌が触れる機会が多いからなのではないかと言われております。
また、馬油は飲むといったことが今まであまりなかったようでしたが、最近では馬油を使ったサプリメントもあり、美容や健康やダイエットにいいようです。美容健康ダイエットにいいとなると、気になると思います。
まずは、桜肉鍋が今の時期は体も温まるし良さそうですね。これなら抵抗なく、鮮度のいい馬油が摂れそうです。