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化粧水と馬油の関係とは?その1
一般に化粧水は洗顔後すぐに使うものが多いです。化粧水には、通常化粧水というと一般化粧水を指します。
一般的に化粧水は、成分の80%が水分で、残り10%程度のアルコールに、グリセリンなどの保湿成分が数%、あとは乳化剤、香料、防腐剤などの構成であります。保湿剤や整肌剤に、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、ローヤルゼリー、アミノ酸、ハマメリス、ビタミンなどが入っております。
敏感肌に配慮してアルコールが入ってないものもありますが、その代替として乳化剤が入っていたりするので、肌に優しいかと言われるとそうでもないこともあります。化粧水には他に、美白化粧水、植物性化粧水、ニキビ肌用化粧水、アルカリ性化粧水、収斂化粧水、拭取り化粧水、プレローション、アフターシェーブローション、カーマインローション、 ボディローションなどがあります。
馬油は、水分構成が主の化粧水と違って、純度100%馬の油脂で出来ております。 各メーカーによって抽出方法や何かしら添加してる成分の違いもありますが、主に馬の鬣や下部層の脂肪を中心に抽出していることが多いです。
また、親水性がある油脂なので、化粧水に混ぜて使うことも可能です。
親水性があるので、馬油をつけた手を洗面器にお湯を張った状態で手を浸してもあまり油が浮いてこないのです。
化粧水と馬油の関係とは?その2
馬油をお手入れに使おうと買ったものの、馬油だけでいいのか?それとも手持ちのスキンケアに加えていいのか悩むところだと思います。
よく分からず、馬油だけしか塗らないかたもいらっしゃいます。
通常のお手入れですと、化粧水が一番先で、最後に乳液やクリームなどの油分でお肌にフタをする感じになるかと思います。なので、馬油は最後につけるものなのだろうか?と、一見考えてしまいます。
ところが、順番としては、化粧水前、つまり洗顔後すぐになります。
その後は、通常のお手入れをするとかなりお肌がしっかり潤います。
馬油がなじんだ肌に水分を与えた後に、パッティングすると、膜となって潤いを維持することが出来ます。
何より、馬油をお手入れの一番先にすることによって、その後のスキンケアの浸透が抜群によくなるのです。洗顔後、馬油を一番に塗り、その後化粧水でパッティングすると、ものすごくお肌がしっとりプルッとモっちりした肌の質感になります。
この状態でももちろんいいのですが、時間が経つとおそらく乾燥してしまうので、乾燥の気になる時期は、この後に美容液や乳液を塗って下さい。肌がものすごく乾燥するかたは、最後に馬油もしくは手持ちのクリームを塗っても良いでしょう。
化粧水と馬油の関係とは?その3
馬油はミクロの脂と言われるほど、キメ細かく人の皮脂に最も近い性質であるため、とても肌に浸透がいい脂です。
馬油には、人間の細胞膜を作るために欠かせない不飽和脂肪酸が大量に含まれ、その不飽和脂肪酸は浸透力が非常に高いという特徴を持っております。
なので、とっても人の肌にしっとりなじみやすいのです。
馬油は、馬の鬣や馬の基部または皮下脂肪から摂れる脂を精製したものを商品として作られております。各メーカーから馬油が販売されておりますが、良質な馬油を精製してるメーカーさんを選びたいものです。
肌にとてもいい成分なので、スキンケアの一番最初に取り入れないともったいないですよね。馬油をお手入れの一番先に塗ることによって、化粧水の浸透が良いということは、化粧品の肌効果も上がることになります。
寒い時期や乾燥する時期は、一番先に化粧水を付けるのは冷たくて寒さが増しそうです。 そこで、洗顔後すぐ馬油をつけるといくらかヒヤっとする感じは軽減されると思います。 敏感肌、アトピー肌、季節によって肌が過敏になる時、化粧水を先につけることによってしみることもあります。
そんな時こそ、馬油を洗顔後すぐつけてから化粧水がよいでしょう。