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馬油の驚く殺菌作用とは?その1
馬油には、様々な効果や効能がると言われています。
皮膚の炎症を抑えたり、皮膚から侵入する細菌に対する抗菌・殺菌作用などがあります。 またスキンケアやヘアケアにも十分な潤い効果を発揮します。火傷、切り傷、痔、あかぎれ、しもやけ、ニキビ、肌荒れに効果的であると言われています。
驚くのは、馬油に殺菌効果があるということです。
殺菌というと、菌を殺してしまうわけですから、馬油にそんなことが出来るのかにわかに信じがたく思えるかもしれません。殺菌の定義ですが、病原微生物や有害性を有する糸状菌、最近、ウィルスなどの微生物を死滅させる操作です。電磁波、温度、圧力、薬理作用などを用いて、細菌などの組織を破壊するか、生存が不可能な環境を生成することで行われます。
馬油が、どのようにして菌を殺菌するのか気になると思います。
何か、馬油の成分に含まれるものが薬理作用として殺菌されるのではと思うかもしれません。
殺菌と言われると何だか安全ではないのではと思えてしまいますが、実際に馬油は食べても全く安全なものなので、そこは心配がいりません。
殺菌効果があるからこそ、火傷、傷の化膿、ニキビ、軽度の水虫にも効果的となるのです。
馬油の驚く殺菌作用とは?その2
では、どのように馬油は菌を殺菌するのでしょうか。
普通の油は、毛穴の奥程度の隙間で膜を張り、空気を奥に残したままになるので細菌が生き残ったままになります。
ところが馬油は素早く広がり、表面に油膜を張って外部と遮断すると共に浸透することによって、内部の空気を追い出して酸化を防ぐ作用があります。
この状態では、細菌は皮膚に入り込めませんし、中に入った細菌も囲い込んでしまいます。
つまり、馬油の持つ何かしらの成分で薬理作用が働いて殺菌されることとは全くことなります。浸透がいいので、組織にある空気を追い出して、菌が生存不可能な状態にさせてしまう効果なのです。
馬油の殺菌効果が安全であることがお分かりになったかと思います。馬油は、皮膚内部のどこまで浸透するかというと、概ね皮下1mm位まで浸透するようです。
また、抗酸化作用もあるので、酸化させるのを遅らせてくれる効果があります。ですので、ニキビも防ぐことが出来るのです。皮下1mm位までの浸透になるので、水虫に関しての効果は意見が分かれるようです。皮下深く入ってしまっている水虫にはなかなか効果が現れにくいようです。
なので、ここは軽度の水虫なら殺菌作用が働いて効果が幾分あるようです。
馬油の驚く殺菌作用とは?その3
保湿も出来て、それでいてお肌トラブルにも対応出来る馬油は、何にでも使えそうですね。ニキビに脂は天敵のような感じで、塗ると更に悪化してしまうのではというのが、今までの常識だったと思います。
馬油には、炎症抑制効果や殺菌効果があるので、ニキビを悪化させるアクネ菌の増殖を防ぎ、化膿も防いでくれます。ニキビは、肌を乾燥させてしまうことによって、新陳代謝が悪くなって皮膚の生まれ変わりを妨げてしまいます。肌の乾燥も防げるので、回復も早いでしょう。
血行促進効果もあるので、代謝をよくして肌を健康な状態に導いてくれる効果もあるのです。
また、ちょっと転んでしまった時にも使えます。消毒薬は、よほど深い傷でない限りは使わないほうがいいようです。かすり傷程度なら、そんな時こそ、ちょっとしたキズに馬油を塗るのもいいでしょう。また、冬の乾燥する時期の手荒れにも有効です。
あまりに手荒れが進むと、ハンドクリーム一つつけるにしても、とても滲みて痛くなることもあります。ハンドクリーム代わりにつければ、手荒れで傷になってしまったところも優しくケアしてくれて、かつ乾燥からも肌を守ってくれます。
全身どこにでも使える馬油、一つ家に常備したくなりますよね。