商品開発秘話

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5.ひらめきは突然!生まれた理想的な頭皮ケア

忘れもしない2006年の12月のことでした。
性も根も尽きはて、半ば諦めかけていた時でした。
嫁も見かねていたのでしょう。
私は、嫁に誘われるまま嫁の田舎に子供を連れて
遊びに行くことになりました。
九州は熊本の奥地で、自然に囲まれたいい場所です。
遊ぶところといえば、裏山と近所を流れる川です。

子供達も最初は戸惑っていましたが、次第になれてはしゃいでいました。
私もたまには息抜きも必要かと思い、存分にその大自然を満喫していました。

そして、小さな事件は起こりました。

3歳になる次女がストーブに触ってしまい火傷してしまったんです。
泣き叫ぶ次女。うろたえる嫁。
そんなことを気にせず、走り回っている長男、長女。
そんな長男、長女を叱るわたし。

ちょっとしたパニックです。

そんな中、この状況に微塵も動じずに現れたのが アロエを持ってきた、嫁のおばぁちゃんでした。 いとも簡単に次女をあやすと、もってきたアロエを塗ります。 「これで、すぐに火傷は治るけんね」と次女に笑顔で語りかけます。 さすが、年の功といいますか、 自分たちの親としての未熟さを感じた瞬間でもありました。


そして、風邪気味で咳をしていた長女のためにネギを焼いてガーゼに包んだ物を喉に巻きはじめました。わたしは意味がわからず聞きました。

「これは何ですか?」

おばぁちゃんは、「咳をしてる時にはコレが一番だよ。私の小さいころもこうやってやってくれよったよ。まぁ、先人の知恵というやつだね。」

更におばぁちゃんは「薬やら飲まんでいいと。風邪っていうのは引いてしまったら身体がちゃんと治してくれるもんよ。風邪ひいたら熱がでるやろ?それも身体が熱をだしてバイ菌を退治しよるとよ。それにはちゃんと栄養のあるもんを食べんといかんよ」

なるほど~、と感心しながら私の頭の中で、何かが生まれてきているのを感じました。

「・・・・・。」

「・・・。」

「!!!」

これだ!!

この時でした。私が求める頭皮ケアのコンセプトは「先人の知恵」

そう。昔、現在のように医学が発展していなかった時代から受け継がれてきた、自然のものを活用して健康な頭皮を作るという誰もが望む理想的な頭皮ケアの骨格が生まれた瞬間でした。