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頭皮のフケ
季節の変わり目や秋から冬にかけて、フケでお悩みの方が多くいらっしゃいます。
フケは頭皮の不要な角質とホコリなどの汚れが混ざった物質です。
頭皮も皮膚の一部であり、常に生まれ変わりを繰り返しています。ですので、頭皮が正常であってもフケは出ますが、大量に出ると異常な「フケ」として 認められるようになります。
フケには「乾性」と「脂性」の2種類があります。
フケの種類によって対処方法が異なりますので、ご自分の症状に合った対策を行いましょう。
種類その1:乾性のフケ
洗髪すればするほど、細かいパサパサしたフケが多くなる方は、「乾性」のフケと考えられます。
これは、洗浄力の強いシャンプーやアルコール成分を多く含む育毛剤の使用、空気の乾燥などにより頭皮が乾燥することに起因します。
種類その2:脂性のフケ
一般に見られるネットリとした大きなフケは、脂性のフケと考えられます。
「脂漏性皮膚炎」は、この脂性のフケが大量に出るのが特徴です。
何らかの理由で過剰に皮脂が増えると、これを栄養源としている「マラセチア」という真菌の一種が異常繁殖します。マラセチアは、すべての人の頭皮にいる常在菌ですが、異常繁殖することで頭皮を刺激し、皮膚の新陳代謝を早め、大量のフケを発生させます。