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女性の薄毛メカニズム1
女性が抜け毛で悩まされるなんて、ひと昔前は考えられないことでした。
しかし、最近は加齢だけが原因ではなく、女性の薄毛が深刻化しています。
ここでは、20代女性の脱毛症についてお話しします。
■若くても髪は薄くなるの?
男女に関係なく、髪が薄くなるのは年老いてからだと思い込んでいませんか?最近では若い女性の脱毛症も多く、芸能人でもよく見られるようになりました。
20代の女性に多いのが、びまん型脱毛症で、髪一本一本が細くなって薄く見えてしまう、分け目などが目立つというタイプの脱毛症です。
■20代女性の抜け毛の原因
20代女性の脱毛症の原因は様々ではありますが、多いのはストレスや生活習慣の乱れ、過度なダイエットによる栄養不足です。
ストレスにより自律神経のバランスが悪くなると、緊張状態が続くことで血管は収縮して、血流が悪くなります。
ちなみに、睡眠不足や不規則な生活でも自律神経のバランスが悪くなります。
血流が悪くなると、髪や頭皮にまで栄養が送りにくくなり、抜け毛が増えたり、髪が細くなるのです。
過度なダイエットにおいても、栄養不足によって髪が細くなり抜けやすくなります。特にタンパク質不足になると、髪の原料不足で新しく髪が生えにくくなるのです。
女性の薄毛メカニズム2
30代くらいから女性もそろそろ、体のあちこちに年齢を感じてくるようになります。その一つに、髪や頭皮の衰えもあるのではないでしょうか?
ここでは、30代女性の薄毛についてお話しします。
■ストレスが多い30代から抜け毛が多くなる
30代は20代の頃とは違って、社会ではだんだん責任が多くなり、家庭では育児などに忙しい女性が多くなってくると思います。
それによって生活が忙しくなったり、精神的にも余裕がなくなると、ストレスが溜まりやすくなり、それが髪の状態に反映してしまうことが多くなります。
うまくストレスを発散できていればいいのですが、そうでない限りには、血流も悪くなり、頭皮も硬くなることで、髪に栄養が届けにくくなり、髪が痩せて薄毛として進行していきます。
ちゃんと食事もしていて睡眠も取っているのに、抜け毛が多くなったという30代女性はストレスが関係している可能性が高いです。
■ホルモンバランスも崩れやすくなる
ストレス状態が長く続くと、ホルモンバランスも崩れやすくなり、エストロゲンの分泌が通常よりすくなる可能性があります。
そうなると、プチ更年期のような症状が起こって髪が抜けやすくなります。
エストロゲンは女性らしい体を作ったり、美しい髪を保つために有効なホルモンです。 ストレスによりエストロゲンが減少するとプロゲステロンが強くなり脱毛しやすくなります。
女性の薄毛メカニズム3
40代からは本格的に加齢による薄毛に女性でも悩まされることになります。
進行のスピードは、人によって違いますが、更年期障害の症状も加わり、脱毛しやすい状態となりますから、さらなる対策が必要になってきます。
■更年期障害によるエストロゲンの減少
一般的に、30代から少しずつ減り始めるエストロゲンですが、40代になって更年期が始まるとさらにエストロゲンの減少が本格化し、髪が抜けやすく生えにくくなります。
美容にとっても大切なホルモンであるエストロゲンですが、実は髪にとってもかなり大事な存在のホルモンなのです。
エストロゲンはヘアサイクルの一つである成長期をできるだけ長くしてくれるホルモンなので、減少すると髪が成長しにくくなり薄毛になりやすくなるのです。
■女性は頭頂部から薄くなる
男性の脱毛症は額から始まったりなど、毎日鏡を見ていると気づきやすい場所なので発見も早いのですが、女性の場合は、頭頂部から薄くなることがほとんどなので気づきにくく発見が遅くなります。
エストロゲンが本格的に減少する40代に突入したら、頭頂部に注目して薄毛チェックを定期的にした方がいいかもしれません。
エストロゲン減少に加えて、ストレスや生活習慣の乱れ、運動不足なども脱毛症に反映してきますので十分に気をつけましょう。