目次
男性の薄毛メカニズム1
男性の薄毛にはいくつかの種類があります。
その種類は女性よりも多く、発症する場所や年齢も様々です。
ここでは、男性に多い脂漏性脱毛についてお話しします。
■男性に多い脂漏性脱毛
男性でなんとなく頭皮が脂っぽいなと感じたことはありませんか?それは周りから見てもわかるほどであったり、本人にしかわからない程度のものであったり様々ですが、頭皮の皮脂が多くなることで起こる薄毛を脂漏性脱毛といいます。
これは男性ホルモンが活発になりすぎることで皮脂分泌が多くなり、毛穴に皮脂が詰まることで炎症になり起こる薄毛です。
■脂漏性脱毛の対策方法
男性に多い脂漏性脱毛の対策方法としては、まず皮脂をしっかり落として毛穴の汚れを取ることです。しかし、洗浄しすぎるのも頭皮の乾燥につながり、余計に皮脂を分泌させてしまいます。
洗髪は毎日行うことは大前提ですが、過剰に洗い過ぎないこと、運動で新陳代謝を向上させたり、ビタミンB群や野菜を食べて皮脂分泌を抑える努力も重ねていきましょう。
あまりにも頭皮の炎症がひどい場合は病院に行くことも大事です。
炎症が進行するとそれだけ頭皮環境が悪くなり髪が抜けやすい状態になります。炎症を先に抑えてから、育毛対策をしていくという方法が確実です。
男性の薄毛メカニズム2
男性の薄毛で代表的なM字型とO字型
加齢とともに進行することがほとんどですが、原因は加齢だけではありません。
ここでは、男性のM字型、O字型のメカニズムをお話しします。
■M字型の症状は?原因は?
M字型とは、額からM字型に禿げていくタイプの脱毛症のことを言います。額が広くなってきたなあと感じたら要注意です。
M字型の薄毛の原因は加齢というよりも遺伝だと一般的に言われています。
父親がM字型なら息子は絶対にM字型になるということではありませんが、遺伝で発症する確率は高いです。
そこにはテストステロンという男性ホルモンが関係しており、テストステロンが5αリダクターゼと結合することで発毛を邪魔して髪を薄くするのです。
そのメカニズムが遺伝とともにM字型に関与することは多いにあります。
■O字型の症状は?原因は?
次に男性に多い薄毛がO字型と言われる頭頂部から薄く脱毛症です。
O字型の場合は、加齢による体の衰えに生活習慣やストレスが関与することで起こると一般的に言われています。
主には血行不良により髪が薄くなります。運動不足になると余計に進行も早く、なかなか髪も生えてきません。
対策としては、血行を促進するための生活習慣や食生活、運動を心がけることです。
男性の薄毛メカニズム3
若くして髪が薄くなる女性が増えていますが、実は男性も若くして脱毛症に悩まされるようになってきています。
しかし、女性と男性では原因はそれぞれ違います。ここでは、男性の若年性脱毛についてお話しします。
■20代から30代に見られる若年性脱毛とは?
男性も女性と同じように40代くらいから髪が薄くなってくるのが一般的です。しかし、近年では男性も女性と同じように20代から脱毛症に悩まされる人が増えてきています。
20代から30代に見られる若い男性の脱毛症を若年性脱毛と言います。若年性脱毛の原因は、男性型脱毛症の中のM字型の薄毛と同じもので、男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼが結合することで発毛を抑えることで起こると言われています。
ストレスや生活習慣の乱れが男性ホルモンのバランスを崩し、それによって起こる脱毛症が若年性脱毛だと言えるでしょう。
■若年性脱毛はあきらめないで治療を
身体の衰えはまだそこまで進行していない若年性脱毛は、対策を早く進めればある程度症状を緩和できます。さらには、改善にも向けていけますから、諦めずに対策や治療をするべきです。
ストレス発散方法を自分なりに見出したり、運動不足解消や生活習慣の調整などである程度治る可能性も高いです。