目次
薄毛の原因って?その1
髪が薄くなったり、抜け毛が増える原因として血行の悪さがあげられます。
意外に薄毛と関係している血行は、年齢とともに悪くなる一方で、生活習慣などを原因に若くてもどんどん悪くなります。
ここでは、脱毛症と血行の関係をお話しします。
■体が冷えやすい人は注意
夏はエアコンによって手足が冷えたり、冬はかなり厚着をしないと体が冷えて震えたりする人は血行が悪くなっている恐れがあります。
体を冷やすようなものばかりを食べているとどんどん血行は悪くなっていきます。運動不足も血行をどんどん悪くして、体温自体が低くなってしまいます。
■血行と脱毛症の関係性
体が冷えやすいということは、血行が悪いということですが、それがどのように薄毛に関係しているのかをご存知ですか?
血液は食べた物から吸収した栄養素を体のあちこちに運ぶために機能します。 しかし、その流れが悪ければ、栄養を運ぶ力もダウンして、体の隅々まで栄養が行き渡らなくなるのです。
手足が冷たくなるということは、体の隅の方に血液が届きにくくなっている証拠ですね。つまり、頭にもあまり血液が巡りにくくなっている可能性が高くて、髪や頭皮に栄養が行きにくくなってしまっているのです。
これでは、いくら髪に良い栄養を取っていても意味がありません。
薄毛の原因って?その2
男性の薄毛の原因には、男性ホルモンのテストステロンが関係していることが一般的に言われています。
テストステロン自体はいいのですが、5αリダクターゼと結合することで抜け毛や脱毛症を招くのです。
■テストステロンという男性ホルモン
そもそも、テストステロンという男性ホルモンはどんな働きを持っているのかをここでご説明します。
男性は女性に比べて毛深いですよね。
毛深いのは男性ホルモンのテストステロンが活発だからです。テストステロンは、性欲を強くしたり体毛を濃くしたり、筋力をアップさせるといった男性らしさを保つために不可欠なホルモンです。
ですから、テストステロンが活発な限りは髪も薄くなりません。
テストステロン自体には問題はなく、5αリダクターゼと結合することで髪を薄くするのです。
■5αリダクターゼと結合すると?
5αリダクターゼは毛髪や皮脂の中に潜んでいます。
テストステロンも皮脂に潜んでいるホルモンですから、頭皮で5αリダクターゼと結合してしまうのです。
結合するとどうなるのか?
5αDHTという強力な脱毛因子を生み出します。5αDHTは、タンパク質の合成の邪魔をすることで発毛しにくい環境を作り上げるのです。
抜けた分の毛が生えればいいのですが、5αDHTによって発毛が難しくなるとやがて薄毛が進行するのです。
薄毛の原因って?その3
薄毛の原因で多いのが加齢と生活習慣です。
加齢の場合はある程度は仕方ありませんが、生活習慣は改善できますし、それによって加齢による脱毛も防げますね。
ここでは、薄毛と加齢、生活習慣の関係性についてお話しします。
■加齢が原因の場合
加齢とともに体のあちこちが老化し始めます。その老化の原因として、血流がやはり密接に関係します。
血流が悪くなったり、血管が硬くなったり、コレステロールが高くなることで、髪に栄養が届きにくくなると、髪も衰えて細くなったり抜けやすくなったりするのです。
それは髪だけでなく肌にも出ますよね。
シワやたるみの原因も加齢によるものが多く、そこには新陳代謝や血流が関係しています。薄毛の原因で加齢は避けられないものなのです。
■生活習慣が原因の場合
生活習慣の乱れが髪に出てしまうこともあります。
若ければ、髪のパサつきやウネリぐらいで済むのかもしれませんが、そこに加齢がプラスされると、老化を早める要因ともなり髪は一気に薄くなります。
生活習慣の乱れによっても血流はどんどん悪くなりますし、コレステロールがも溜まりやすくなります。精神状態も悪くなりやすく、神経も乱れやすくなるので、それによっても血流はどんどん悪くなりますから、髪が薄くなるのも当然なのです。