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アミノ酸系シャンプーの特徴
アミノ酸系シャンプーというのは、簡単に紹介すると「主成分がアミノ酸で構成されているシャンプー」ということになります。
アミノ酸というのはタンパク質を構成している成分の一つとなっていて、人体の細胞と同じ成分で作られているので、身体に馴染みやすく浸透率が高いのが特徴的です。
そして、人間の身体の中には約20種類のアミノ酸が存在するのですが、体内で生成することが出来るアミノ酸は約10種類しかありません。残りの10種類を体外から栄養として取り入れることになるのですが、ほとんどは食事などで体内に取り入れることになります。
アミノ酸系シャンプーの特徴としては、身体の細胞と同じ成分で構成されているアミノ酸が主成分となっているので、「肌への影響が少なく、溶け込んでいる栄養分を直接頭皮に届けてくれる」というのがポイントとなっています。
そのため、刺激に弱い赤ちゃんの頭皮や、抜け毛が気になる方にもオススメなのがアミノ酸系シャンプーとなっています。
感覚の注意点としては、アミノ酸系シャンプーは界面活性剤系のシャンプーと比べると洗浄力が弱くなっています。
弱いからといって、洗浄していないということではなく、汚れと余分な皮脂は洗い流してくれますが、必要な皮脂を残しますので、少々物足りないように感じてしまうことが多いです。
アミノ酸系シャンプーのメリット・デメリット
アミノ酸系シャンプーのメリットとしては、いくつかありますが下記の事柄が挙げられます。
■頭皮にやさしい
■シャンプーに含まれる栄養を頭皮の奥まで浸透してくれる
必要な分の皮脂を残してくれるので、頭皮にバリアが張られる
これらのことが挙げられます。
次にデメリットとしては、下記の事柄が挙げられます。
■価格が高い
■洗った時の感触が柔らかく、綺麗に洗えた気がしない
この2点が特徴的だと思われます。
アミノ酸系シャンプーは、肌に優しく髪や皮膚の成分と似たような構成となっているので、浸透率が高く、栄養分が行き渡らせやすいというのが特徴となっていますが、市販の化学系シャンプーと比べると、価格が数十倍になるものも少なくないので、費用が高くなるのがデメリットです。
そして、頭皮のことを考えた時に、必要最低限の皮脂を残しておかないと太陽の紫外線や空気の酸化によって頭皮がダメージを負ってしまうことになるのですが、この皮脂を残しておくことによって、慣れないうちは「綺麗になっているのかな?」と不安になることも珍しくありません。
慣れてくると髪質が変化しますので、実感することが出来ますがそこに至るまでには1~2ヶ月以上掛かることも珍しくないので、効果を実感する前に使用を止めてしまうということにならないようにして下さい。
アミノ酸系シャンプーの種類
アミノ酸系シャンプーというのは、主成分にアミノ酸が配合されているシャンプーの総称となっていますが、どのシャンプーがアミノ酸系シャンプーと呼ばれているのかということについては、販売するメーカーの匙加減ひとつとなっています。
現在発見されているアミノ酸というのは、約500種類もあります。
これらのうち、人体に必要なアミノ酸というのは約20種類となっているのですが、一般的にはこの20種類が含まれているシャンプーのことをアミノ酸系シャンプーと呼びます。
しかし、配合率についてはメーカーが行っているので、明記されていないことも多く、どれを選べばいいのか分からないという消費者の方も多いです。
そのような時は、商品の背面に記載されている成分表を見るようにして下さい。
ここには、シャンプーの中に何が含まれているのかということが全て記載されているので、その中から人体に良い影響を与えてくれるアミノ酸があるのかということを調べるといいでしょう。
そして、配合率については項目の先頭に記載されているものから順番に配合率が高いということが定められているルールとなっているので、それを参考に調べれば間違うこともありません。