目次
女性にはない男性特有のAGA脱毛症とは
女性にはない薄毛の兆候として頭頂部と生え際部分が薄くなる男性型脱毛症というものがあり、中高年の男性に多く発症する脱毛症となっています。
すでに日本だけでもAGA脱毛症に悩まされている人は1,000万人以上を超えているといわれています。
髪の毛はある一定の周期によって変化していきますが、AGA脱毛症になってしまうと髪の毛の成長が終了して成長期の髪の毛の本数の割合が全体的に少なくなってしまうという傾向が見られます。
髪の毛は1本1本で、もちろん寿命が違いますが、最大で7年ほど持つと言われています。仮に抜け落ちても、すぐ次の髪の毛が生えてくるというヘアサイクルの流れがあるのですが、だんだんと男性ホルモンの分泌が激しくなり、休止期から成長期への移行が難しくなる傾向にあります。
AGA脱毛症を食い止めるには、まずは育毛シャンプーや育毛剤を使って男性ホルモンの抑制を促すことが大切です。薄毛が目立ってくる前に少しでも髪のボリュームが減ったり、コシがなくなってきていると感じた段階で育毛シャンプーや育毛剤を使用した方が良いでしょう。
育毛サロンやAGAクリニックというのは非常に高額な料金となっているため、なかなか二の足を踏んでしまうという方も多いはずです。まずは自分のできる範囲で薄毛治療を行っていきましょう。
抜け毛の原因はどのようなものが挙げられる？
薄毛になってしまった男性は特定の理由を見つけたがりますが、複数の要因が重なりあって、薄毛が発症してしまうというのが一般的に多くなっています。
例えばタバコやお酒。
アルコールやニコチンを摂取することで直接的に髪の毛に影響があるというわけではないのですが、これらは摂取すると血液循環を悪くして肌の老化や血管の縮小を及ぼしてしまいます。
他には、カラーリングやパーマ。
昔から、「ハゲるのでパーマをかけたくない！」なんて意見が聞かれたりもしますが、実際、パーマ自体は特に髪に与える悪影響はありません。パーマが強いドレッドパーマや縮毛矯正であっても、パーマ液やカラーリング剤が頭皮に浸透しないように気をつけていればそこまで悪影響を及ぼすものはありません。ただ、定期的に使っている場合はパーマ液が頭皮に浸透してしまう確率も高まりますので抜け毛や薄毛の影響が心配されます。その場合は育毛シャンプーも併用したいところです。
他にも食生活、睡眠不足、ストレス、遺伝など総合的にいくつかの薄毛になる要素が考えられます。一つ一つ解消していくことで薄毛の原因を突き詰め、症状が改善されていくことでしょう。ただ、すべてのことを改善していっても自然治癒が難しい場合がほとんどです。その場合は、まずは男性用育毛シャンプーや育毛剤、サプリメントといったもの補給しながら薄毛改善に取り組むことが大切です。
男性特有の薄毛は遺伝的要因が影響している？
高齢になっても薄毛になりにくい女性に対し、高い確率で薄毛になってしまう男性は遺伝による薄毛の可能性が非常に高いです。男性の薄毛は前頭部を中心とした生え際の後退、頭頂部による薄毛が見られます。その薄毛のシルエットからM字ハゲやO型ハゲなどと形容されます。育毛剤や育毛シャンプーを使ってケアしている方も多いことでしょう。
人間の遺伝は親の遺伝子となる染色体を半分ずつ受け継いで成り立っています。男性の場合は父親のY染色体と母親のX染色体を引き継いで、頭皮の組織となる細胞も受け継がれます。
そして薄毛かどうかを決定する染色体はX染色体です。つまり、父親よりもむしろ母親の遺伝子が大きく影響しているということになります。しかし母親で、薄毛になっているというケースはあまりないでしょう。
そこでキーとなるのが母親の父親、つまり祖父にあたる人間です。
母親は祖父のX 染色体を引き継いでいますから、祖父が薄毛になっている場合、孫の代までその遺伝が受け継がれてしまう可能性があります。遺伝によって、薄毛の可能性があるかどうかは祖父の頭皮状態をチェックして判断すると良いでしょう。
ただ、最近は非常に薄毛抑制効果のある男性向け育毛剤や育毛シャンプーが登場していますので、そのようなヘアケアアイテムを毎日使用することで抜け毛抑制を促すことができます。