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30代男性に起こりやすい抜け毛の原因その1
まだ30代なのに最近フケが増えてきて、抜け毛が目立つようになってきたなと感じる方は、皮膚常在真菌(マラセチア・フルフル)といった真菌(カび)が頭皮に過剰に発生している可能性が高いです。
これはだいたい思春期から30代にかけての男性に多い症状なのですが、皮膚常在真菌(マラセチア・フルフル)はニキビ菌みたいに皮膚が正常でも存在していて、それが一時的に異常に発生する症状です。
フケとは古くなった細胞角質の塊なのですが、フケが増えてくるといった症状は頭皮の表皮が剥がれおちている状態だから、紫外線や熱、細菌などを髪によって守っている機能が衰えているという事です。
頭皮は体の皮膚の中でも特に皮脂量の分泌の多いパーツなので、細菌も繁殖しやすくかゆみが起こりやすいところです。
頭皮がかゆくなったからといってかきむしると表皮を傷づけてしまうので、それがフケの原因になってしまうのです。
これは男性ホルモンのバランス異常による事以外にも、温度、湿度、住む場所などにも影響されます。
梅雨時期や夏場といった湿気の多い時期には、頭皮は脂っぽくなって冬場の乾燥時期には乾燥してくるので、その時にコンディションに合ったヘアケアをしてあげましょう。
ペットを飼っている人や、部屋の掃除を怠っている人、布団を日干ししない人、いつもヘルメットや帽子を被っている人は、頭皮に細菌が繁殖しやすくなるので要注意です。
30代男性に怒りやすい抜け毛の原因その2
まだ30歳といった若さなのに抜け毛悩んでいるで男性って、実は3人に1人といった高い割合で存在しているのです。
一般的に若ハゲと呼ばれる症状ですが、これは男性型脱毛症、若年性脱毛症、壮年性脱毛症といった様々な症状があります。
中でも一番多いのが男性型脱毛症なのですが、男性型脱毛症の特徴は前頭部の左右から次第に薄くなって徐々に後退していく症状です。
額がだんだん広くなってきたなと感じたら、男性型脱毛症かもしれないのでこれ以上進行しないように注意が必要です。
これは男性ホルモンが異常に分泌されて起こる事なのですが、前頭部から頭頂部にかけて抜けやすくなるといった性質を持つから、このような形で抜け毛が進行していたら男性ホルモンの量が増えている証拠です。
この逆の作用をするのが女性ホルモンで、前頭部から頭頂部にかけて髪の毛を抜けにくくします。
男性型脱毛症の方の多くは、毛乳頭が早く衰える体質といった遺伝的な要因もしくはホルモンのバランスが崩れる事によって起こるようです。
男性ホルモンが過剰に分泌されている場合は、大豆イソフラボンといった女性ホルモンを高める作用のある食品を意識して摂取していくと良いでしょう。
他にも頭皮に負担の多いヘアケアやパーマ、ヘアカラー、ストレスを溜めこむ事によって起きる脱毛症もあるので、まだ若くてもその抜け毛が進行しないように気を付けて下さい。
30代男性に起こりやすい抜け毛の原因その3
最近は20代~40代にかけての男性のヘアスタイルが大変オシャレになってきました。
カット技術やヘアワックス、ヘアスプレーなどによって、短めの髪の毛をトップの部分で逆立てるヘアスタイルが人気です。
ヘアスタイルにこだわる以外にも、ヘアカラーをしている男性も増えて来ました。
でも実はこれが抜け毛の大きな原因になっていたのです。
髪の毛が生えている方向と真逆の方向へ髪を無理に逆立てる事によって、毛穴を刺激しながら髪の毛が抜けやすくなってしまっていたのです。
これは髪をいじりすぎる事によって起こる結節性裂毛症という症状です。
無理なヘアスタイル維持のために、ドライヤーの熱やパーマ、毛染め剤、ヘアスプレーやヘアトニック、ヘアワックスの乱用により、毛の表皮のケラチンタンパク質や脂肪質を溶かしながらキューティクルが破壊されていって艶がなくなったり、切れ毛、枝毛、抜け毛の原因となっていたのです。
だから普段髪を染める際には、市販の毛染め剤を使用するよりは美容室の刺激の少ない染料で染めてもらったり、ヘアスタイリング剤には自然素材成分配合の髪に優しい物を活用してあげるのが良いでしょう。
最近ではオリーブオイルやモロッカンオイル、海藻成分を活用した髪に優しいヘアスタイリング剤やヘアケア製品も人気なので、上手にそういった物を取り入れていきながら、抜け毛を防いで下さい。