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50代に起こりやすい抜け毛の原因その1
50代ともなると、仕事でも役職についたり、責任の重い任務を任される事も多いかと思います。
働き盛りの時期なのですが、高血圧、糖尿病、ガンといった風に何かしら体に不調が発見されるのもこの時期が多いようです。
飲み会でお酒を飲んでも、お酒がしっかり消化されずに二日酔いに悩まされるのも、若い頃に比べて代謝機能が落ちてきたせいもあるでしょう。
タバコも長年吸っていると、ニコチンが体内にどんどん蓄積されていくので、血管を詰まらせてしまう原因になってしまいます。
自律神経失調症のうちの何かしらの症状がすでに現れているのもこの時期なのですが、実は抜け毛も自律神経失調症の症状の一つなのです。
知らず知らずのうちにストレスを溜めこんでいた事によって、睡眠不足や緊張状態が続く事によって、体にも様々な支障をきたしていくのです。
常にストレス状態といった状況が続くと交感神経がずっと緊張した状態のままなので、血管が収縮してしまって血圧が高くなったり血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなると栄養素が体の隅々までスムーズに行き渡らなくなるので、頭皮といった先端部分にも栄養素が届かない事によって抜け毛といった状態を招いてしまうのです。
日頃から食生活に気を付けながら、空いた時間にストレッチをしたり、軽い運動を取り入れたりして、体の緊張をほぐしてあげてリラックスした状態へ導いてあげましょう。
50代に起こりやすい抜け毛の原因その2
男性の中には、週末には帽子を被ってゴルフをしたり、ヘルメットを着用してスクーター通勤、仕事場が工事現場などでヘルメットを被って1日中仕事しているといった方がいると思いますが、実はこれが抜け毛の大きな原因になっていたのです。
頭皮が帽子やヘルメットで密封されている状態だと、皮膚が蒸し蒸し状態になるので、細菌が繁殖したり、内腔の血管が詰まってしまって血流が滞ってしまうので髪の毛の生成に大切な栄養素が毛乳頭に届かなくなって休止期の毛が増えてしまうので、髪の毛がどんどん抜けていきます。
頭皮や髪の毛に細菌が繁殖していくと、頭がかゆくなって頭皮をかきむしる事によって角質細胞が剥がれて、表面のバリア機能が落ちるので、髪がするすると抜け落ちてしまうのです。
だから余程仕事で必要な時や紫外線が強い時以外は、出来るだけ帽子はかぶらないようにしましょう。
特に皮脂質の方は、要注意です。
年配になると、頭や顔に脂汗でぎらぎら光っている方も多いので、皮脂を溜めないように気を付けて下さい。
あまり外食や脂肪分の多い食事が続くと、それが皮脂質を招く原因となって脱毛の原因になる場合もあります。
日々の生活習慣を見直しながら、頭皮環境に負担がかからない生活習慣を身に付けて下さい。
50代男性に起こりやすい抜け毛の原因その3
中年男性に起こりやすい抜け毛の原因としては、一番は男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭にある酵素と結びついてしまって、でヒドロテストステロンへと変化する事によって起きる脱毛症です。
このヒドロテストステロンは頭部の毛母細胞で行われるタンパク質合成を邪魔して、毛母細胞の分裂をセーブさせてしまうといったやっかいな性質を持っています。
男性の体内にもある程度は女性ホルモンを持っているのですが、このエストロゲンの減少によってジヒドロテストステロンが過剰に発生してしまうのです。
毛の細胞分裂がセーブされる事によって、成長期が短くなってそれで髪の毛がしっかり育たずに短いままだったり、細くなったりして今までよりも早めに抜け落ちていくのです。
ヒドロテストステロンによって毛母細胞にセーブがかかったままの状態なので、いくら髪の毛のためにとアミノ酸やビタミンが豊富な食品を摂取したり育毛剤を頭皮に振りかけても、髪は育たないままで抜け落ちてしまいます。
男性ホルモンの過剰な分泌をセーブするためにも、女性ホルモンと似た成分の大豆イソフラボンなどの食品を積極的に摂取していって、ホルモンバランスの調整をしていきましょう。
50代といった年代は特に仕事のストレスを溜めやすい年代なので、そういった精神的な要因も出来る限り取り除いてあげる事が、髪の健康のためにも大切です。