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頭皮の乾燥
現代人は頭皮だけでなく、全身の皮膚が乾燥していると言われています。
それは、洗浄力の強いシャンプーやボディソープを使うことで、必要な皮脂まで洗い流してしまうからなのです。
皮膚が乾燥することで、様々な悪影響が生まれます。足りない脂分を補おうと、過剰に皮脂を分泌してしまい逆に脂性になってしまったり、抜け毛やフケ・かゆみ、頭皮の炎症を引き起こしたりします。
「皮脂」は根こそぎ洗い流す!!その考えが落とし穴
右図をご覧ください。
育毛シャンプーを選ぶポイントを調査したところ、最も多い回答が「洗浄力」という結果となりました。
頭皮の皮脂を根こそぎ洗い流さなければ、悪影響があるという考えが一般的にも多く広まっているようです。
この考えこそが乾燥に繋がる一番大きな要因です。
シャンプーは一日一回、ゴシゴシ洗いはNG!
シャンプーの役割は、「古くなった余分な皮脂を取り除く」ことです。
もともとこの皮脂は髪の毛や頭皮を守るために重要なものです。
水分の蒸発を抑え、頭皮に潤いを、髪の毛にツヤやしなやかさを与えます。
また、常在細菌の活性化や雑菌の繁殖を防いでくれるのです。
しかし!皮脂は非常に大事なものですが、空気に触れると酸化して傷んでしまいます。
酸化した皮脂は固まって毛穴を詰まらせ、髪の毛を細くしたり抜け毛の原因になったりします。
ですから古くなった余分な皮脂を取り除く為に、一日一回のシャンプーが必要なのです。
シャンプーの際はくれぐれも必要な皮脂まで洗い流さないように優しく指の腹で洗髪をしてください。
熱いお湯(40度以上)も必要以上に皮脂を洗い流す原因になります。
なるべくぬるま湯での洗髪をおすすめします。