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前髪の抜け毛はAGA脱毛症のサイン
前髪の抜け毛が激しくなってきたら、それはAGA脱毛症の可能性が極めて高いと言われています。
AGA脱毛症は前髪の生え際部分とつむじのあたりの頭頂部に薄毛が目立つ特徴があります。男性ホルモンの影響が最も出やすい部位で側頭部は髪の毛がまだフサフサでも、前述した2ヶ所の部位だけ抜け毛が出始め、薄毛になってしまうということもよく起こります。
DHTと呼ばれるジヒドロテストステロンが発症し、髪の毛が抜け落ちてしまうケースがあります。
ジヒドロテストステロンが発症してしまうメカニズムとしては、もともと体に存在する男性ホルモンと5aリダクターゼと呼ばれる還元酵素が結びつくことによって生成されます。5aリダクターゼは頭頂部と生え際に多く存在するので、男性ホルモンとの結びつきがどうしても生まれやすい部位となっています。
これは女性ではない現象で、男性特有の症状と言えるでしょう。このような症状は30代から40代頃に顕著に見られ始めますが新陳代謝を活性化させ、血液循環を良くし、5aリダクターゼを阻害するような育毛剤や育毛シャンプーを使用していれば中年層になってもジヒドロテストステロンの発症を防ぐことは十分に可能です。
高齢に伴い発症する確率は高まっていきますが、まだまだ発毛を促せる年齢なので諦める必要はありません。
前髪が薄くなってきたら血行促進作用のある成分を塗布しよう
前髪が薄くなってきたということは、DHT(ジヒドロテストステロン)が生成されてしまっている可能性が考えられます。
DHTというのは悪玉の男性ホルモンのことで、抜け毛を及ぼす悪いホルモンのことです。その悪玉の男性ホルモンを阻止するには育毛剤や育毛シャンプーを使うことで抑制することができます。
中でも抜け毛防止効果が期待できるのはセンブリエキスやM-034と呼ばれる海藻エキス、ミノキシジルなどが効果的です。これらに共通することは、血行促進効果があり、栄養素が流れる血管をしっかりと確保してくれるという役割があります。
特に、ミノキシジルの場合は血管拡張作用もあって、血管が太く広がって、より一段と血液の流れが循環になるというメリットがあります。
このような成分を含んだものは内服薬タイプ、外用薬タイプの両方に存在します。副作用などを懸念し、内服薬タイプに抵抗があるのであれば育毛シャンプーや育毛剤などの外用薬タイプをまずは使用してみると良いでしょう。
1、2ヶ月では薄毛抑制効果が出るものではないので、長期的な対策が必要となりそれなりに経済的負担もありますが、徐々に抜け毛改善効果が見られるので、諦めずに続けていくことが大切になっていきます。
M字ハゲが気になり始めた時の対策とは
前髪部分のハゲ、いわゆるM字ハゲが目立ってきたらAGAを発症したと考えてよいでしょう。
全国に1000万人を超えるともいわれるAGAは、男性の中では一番多く存在する薄毛の症状です。
抜け毛を予防して薄毛を改善するには、その状態を放おって置くと改善する確率が下がってしまいますので、少なくとも1年以内には対策を講じた方が良いでしょう。
数年間その状態を放置しておくと抜け毛や薄毛の改善率はかなり下がってしまい育毛剤やサプリメントなどを服用しても改善しないケースも考えられます。
ちなみにそもそも薄毛は治るのかと疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。前髪や頭頂部の薄毛が目立ってきたときに有効な治療法としてプロペシアの内服ということが挙げられます。
プロペシアを製造販売しているMSD社によるとプロペシアを1年間服用した場合、薄毛改善は58%の患者に効果が得られるという検証結果が出ています。
58%ということで逆に言うと、4割以上の方に効果がないということで必ずしも薄毛対策を講じたからといって効果が出るわけではないという厳しい現実もあります。それでもやはり何もしないより対策を講じることで、6割ほどの人が薄毛改善効果を得られたという現実もありますので、しっかりと対策を講じていく必要があります。