脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)

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脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)その1

脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)その2

脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)その3

脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)その1

脂漏性皮膚炎に悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか。

清潔にしようと心がけていてもかゆみやフケ、においが頭皮から出てきて気になる、周囲の反応が気になるという人の声をよく耳にします。

頭皮だけではなく、脂漏性皮膚炎は顔にも出ますから、男女問わず表面上に出てしまう症状ですから悩みは深いですよね。

脂漏性皮膚炎は様々な対策方法が取り沙汰されていますが、漢方で治療するという方法もあります。

西洋医学で処方されるステロイドなどが苦手、合わないという人は漢方で治療するという選択肢を取ってみてはどうでしょうか。

今回は脂漏性皮膚炎で悩んでいる方のためにおすすめの漢方についてお話していきたいと思います。

■どんな効果をもたらす漢方が必要なのか

脂漏性皮膚炎は、不摂生やビタミン不足で発症することも多いです。

漢方の中には、体質改善のために皮脂分泌調整の作用があるもの、新陳代謝を上げるもの、炎症を抑える作用や、体質改善のための栄養素を含んだものなど様々な効果を期待できるものがあります。

しかし、漢方は飲むタイミングや量、種類によって効果を発揮できるかどうかが異なる場合がありますのでここはしっかり薬剤師や医師などの専門家に相談して正しい用量、処方で治療していきましょう。

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脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)その2

具体的に脂漏性皮膚炎に効く漢方にはどのようなものがあるのか、見てみましょう。

清熱解毒剤(せいねつげどくざい)

痛み、皮膚炎、熱や体の中の毒素を取り除く効果があると言われています。

感染症や、化膿性疾患の治療に用いられる漢方の一つです。

これも自立神経の乱れを改善する効果が期待される漢方の一つですので、生活習慣に問題がある人に向いている漢方ですね。

■脂漏性皮膚炎に効くと言われる漢方

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

不眠、神経症、皮膚のかゆみなど幅広い症状に対して有効だといわれている漢方です。普段の生活の中での不摂生が原因で脂漏性皮膚炎になっている人に向いている漢方といえるでしょう。

ストレスも脂漏性皮膚炎が起こる一因ですから、イライラを抑える作用のあるこの漢方は生活が不規則になりがちな現代人にとってはありがたい漢方ですね。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

発熱や腫れ、炎症を抑える作用が期待されている漢方と言われています。

血流を良くし、毒素を排出させる効果があるため脂漏性皮膚炎の治療にも用いられる漢方です。

ニキビや湿疹などの症状に処方される漢方ですので、脂漏性皮膚炎でニキビがひどい、湿疹が出ているといった人にはうってつけの漢方です。

漢方は幅広い症状に対して効果を現す対処方法です。西洋医学にはない、根本治療や低刺激の薬効を望むのであれば漢方という選択肢は効果的でしょう。

詳しくは、漢方の専門薬局や専門医に相談し、自身の症状にあった漢方を選ぶのがよいでしょう。

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脂漏性皮膚炎になったら(漢方特集)その3

なぜ今、脂漏性皮膚炎に漢方が良いと言われているかというと西洋医学とは異なり体質改善などを含んだ「根本治療」が漢方では可能だと言われているからです。

具体的にどのような効果があるのか見ていきましょう。

・抗菌、殺菌だけではない

脂漏性皮膚炎の要因であるカビの増殖に対し、西洋医学では薬剤を使ってカビを殺菌、抗菌するという対処が取られるケースが多くありますが、体質的に脂漏性皮膚炎が出やすいという人はその場しのぎになってしまいがちで、結局一度は治っても何度も病因に通わなくてはならないというケースもあります。

漢方は幅広い症状に対して有効な薬ですから、スポットスポットで対処するのではなく根本的な体質改善も含めて効果を望むことが可能です。

・皮脂の過剰分泌抑制

脂漏性皮膚炎は過剰な皮脂分泌により起こる症状です。その皮脂分泌量を整えていく効果が漢方には期待されています。

・ホルモンバランスを整える

不摂生、生活リズムの乱れ、分かっていても仕事や用事で致し方なく生活リズムが乱れてしまう現代人。そうすると、ホルモンバランスが乱れます。これも脂漏性皮膚炎の原因の一つですから、ホルモンバランスを整えることも重要なポイントなのです。

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