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脂漏性皮膚炎にならないための効果的な洗顔とは
脂漏性皮膚炎を阻止するためには普段からのスキンケアが重要となります。
普段からあまり気にせず、お湯や洗顔フォームで顔を洗っているだけという方もいるかもしれませんが、脂質体質の方は特に洗顔フォームや石鹸にこだわって洗顔をする必要があります。
洗顔する時は抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインと呼ばれる保湿効果や細胞増殖作用のあるものを配合した洗顔フォームを使うと効果的です。
吹き出物やニキビが出来やすい方、アトピー性皮膚炎の方など肌トラブルに悩まされている方はこのような成分が配合された洗顔フォームや石鹸などのスキンケアアイテムを毎日使っているケースが多くなっています。
また、敏感肌の方は水の性質にもこだわる必要があるでしょう。
日本の水は軟水なので弱酸性の水となっていて、そこまで気にする必要はありませんが海外などの場合は、硬水となっていてアルカリ性の強い、水となっているケースが多いです。硬水で洗うと髪がパサパサにきしんだり、顔も乾燥してハリのない肌になってしまいがちです。
軟水の方が洗顔フォームの泡立ちもよく洗顔しやすいというメリットがあります。
その場合はミネラルウォーターを持参するなど脂漏性皮膚炎のリスクを出来るだけ減らすことが重要です。
洗顔とスキンケアで脂漏性皮膚炎を阻止
脂漏性皮膚炎にならないためには毎日の洗顔と毎日のスキンケアが重要です。
脂質肌の人であっても、脂漏性皮膚炎は自分のケア次第で発症を防ぐことができます。まず大事なのは、朝と夜には必ず洗顔を取り入れることです。
できれば石鹸や洗顔フォームはオーガニック素材のものを中心に使用した方が良いでしょう。
石油系界面活性剤、防腐剤、合成香料、合成色素、鉱物油等が入っていないものが理想的です。
そして、有効成分としては加水分解コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸Naなどが配合されているものを積極的に使っていきましょう。
そして、このような成分が配合された物を使って洗顔したあとは、肌にビタミンやミネラルを多く含んだ化粧水や乳液を使って肌の保湿力を高めるというのも大切なポイントとなります。
脂漏性皮膚炎の場合、特にビタミンB2やビタミンB6、ビタミンCなどが欠乏することによって皮脂が酸化状態を招いてしまいます。これらは食事などで取り入れることもできますが、最近ではビタミンを含んだ化粧水も数多く販売されるようになってきました。肌の保湿性や抗菌効果を高めるには、このようなアフターケアも大切になってきますので成分に拘って対策を行っていきましょう。
脂漏性皮膚炎の場合の理想的な洗顔方法とは
脂漏性皮膚炎になってしまった場合、スキンケアが正しければ改善までの期間が短くなりますし、逆にスキンケアに失敗すると、治癒どころか炎症がさらに激しくなってしまうという可能性すらあります。
まず何よりも重要なのは洗顔です。
1日に何回も洗顔を行わなければいけないというわけではありません。適度に皮脂を残しつつ、過剰に分泌された皮脂を取り除くことがポイントとなります。
洗顔はぬるま湯で行った方が、肌の表面についた皮脂や角栓を取り除きやすくなるので最適です。
温度でいうと、だいたい体温より若干低い温度(30度ぐらい)が理想的です。
丁度その温度が肌の表面から皮脂をきれいに洗い落とすことができます。冷たい水で顔を洗った方が良いという噂も一部でありますが、水温を低くして顔を洗うのは引き締める時の最後の1回のみで十分です。基本的には、ぬるま湯で顔を洗い、最後にちょっと温度を下げた水で顔を洗うのが理想的な洗顔方法となります。
ぬるま湯で洗顔すればクレンジング剤などを使ってゴシゴシと洗い落とさなくても皮脂や老廃物、酸化した汗が洗い落ちてくれますので無理に洗顔料を使う必要はありません。脂漏性皮膚炎の場合は特に刺激に対して過敏になっている状態なので、ぬるま湯だけの洗顔は効果的です。