抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」

目次

抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」その1

抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」その2

抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」その3

抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」その1

抜け毛の原因のひとつ、脂漏性皮膚炎。

この疾患による抜け毛の場合、まずは一朝一夕では改善しないことを肝に銘じる必要があります。

長期戦になることを覚悟の上で、最後まで取り組みましょう。

また、ひとつの試みで直ちに症状が好転することは非常に少なく、例え症状が落ち着いたとしても完治には程遠い状態であることが脂漏性皮膚炎の特徴のひとつ。諦めないことが大切です。

例えば、シャンプーを変えたならば、最低一ヶ月~一ヵ月半は使い続けてみましょう。理由は、一般的な地肌のターンオーバーに相当する期間だからということ。地肌に蓄積した不純物が押し出され、新しい健康な地肌が現れるまでに、その程度要します。もし、この期間が終了し、脂漏性皮膚炎に改善の兆候が見られたならば、もう一期間、様子を見ながら同じシャンプーを使うことをお勧めします。風邪の予後と同じく、突然今日から全快とはいきません。必須段階として、自分に合うものか見極めることも重要なのです。

故に、「抜け毛がなくなった!」という自己判断も慎重に!本当に健康な地肌に生まれ変わるには時間を要するということと、健康を維持していくことも重要であると忘れないようにしましょう。

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抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」その2

脂漏性皮膚炎による抜け毛の症状が見られるようになった場合、一番避けたいのは「抜け」を気にする余り、洗髪をしなくなってしまうことです。

寝起きに枕元で発見した大量の髪の毛や、シャンプー時にごっそり指に絡まった髪の毛を見るのは本当に嘆かわしい気持ちになります。だからといって、頭皮や髪を刺激しないようにと神経過敏になるのは逆効果。

脂漏性皮膚炎の場合、頭皮の新陳代謝の活性化をいかに促すかということが、抜け毛予防に繋がります。その為、放置してしまっては絶対に治りません。

脂漏性皮膚炎において、不潔であるということはタブー中のタブー。その為、どんなに抜け毛が気になろうともシャンプーは必須です。もし、使用中のシャンプーが頭皮の状態にあっているのか否か自信が持てない時には、「湯シャン」から始めるのもいいでしょう。

「湯シャン」とは、シャンプーを使わずに、お湯で頭皮及び髪に付着した汚れを洗い流す方法。コツは少々熱めのお湯に調節することと、全ての地肌に満遍なくお湯をかけながら頭皮を清潔にすること。

ただし、湯シャンを続けているとニオイが気になるという声があるのも事実。頭皮の状態をよく観察しながら、適宜シャンプーを使いましょう。

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抜け毛の原因「脂漏性皮膚炎」その3

最近、抜け毛が気になりだしたら、それは脂漏性皮膚炎が原因かもしれません。頭皮のトラブル原因として真っ先に考えられる脂漏性皮膚炎ですが、症状は様々。その中でも抜け毛は、老若男女を問わず悩ましいものです。

そこで、医師がお勧めする軟膏を塗る以外に、手軽に始められるセルフケアをご紹介します。

まずは、セルフチェックから。両手の指を使って、頭皮の状態をチェックしましょう。脂漏性皮膚炎の場合には、炎症を起こし、熱を帯びていることもありますので、優しく行ってください。指の腹で頭皮を軽くマッサージした時に、頭皮は柔らかく前後しますか?

硬いと感じ、頭皮自体が動かないようならば、立派な酸素不足状態です。

「頭皮の酸素不足なんて聞いたことがない!」方々も多いことでしょう。要は、細胞への酸素補給が滞った状態なのです。

この場合のセルフケアは、とても簡単!セルフチェックの時のように、指の腹で頭皮を優しくマッサージしましょう。根気良く続けることで、頭皮の血行が格段に良くなり、酸素不足は解消。結果的に、抜け毛が改善に向かいます。

マッサージはいつ行っても構いませんが、気持ち良く、リラックス効果もあるので就寝前がお勧めです。

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