脂漏性皮膚炎には「育毛シャンプー」で!

目次

頭皮の脂漏性皮膚炎は軟膏タイプではなく、シャンプーで対策!

脂漏性皮膚炎になった場合のシャンプー選びとは

脂漏性皮膚炎に有効な成分を配合した育毛シャンプーを選ぶ

頭皮の脂漏性皮膚炎は軟膏タイプではなく、シャンプーで対策!

脂漏性皮膚炎は特に脂性肌の人に起こりやすい皮膚炎の一つです。

顔や腕などに起こるケースもありますが、頭皮に起こることもよくあります。特に皮脂の分泌が激しい前髪部分の生え際や分け目部分、頭頂部などに脂漏性皮膚炎の兆候が見られるケースがあります。

髪の毛が生えている付近には皮脂腺と呼ばれる皮脂が排出される腺があるので、実は頭部というのは脂漏性皮膚炎が起こりやすい部位としても知られています。そして、脂漏性皮膚炎になった場合に行いたいのが軟膏でのケアですが、塗布してしまうと部位によっては髪の毛に隠れてしまい、空気に触れられない状況になって、かえって蒸れてしまい症状が悪化してしまう可能性も考えられます。

さらに痒みを生んで夜寝ている間に知らず知らずの間に強く掻いてしまったりというケースもあり、ケアが難しい部位でもあります。

どうしても軟膏タイプの薬だとかゆみが消えないという方は、できるだけ軟膏タイプの薬を避け、抗真菌薬のシャンプーを使って対処していくのが効果的です。

ただ抗真菌薬のシャンプーを使って皮脂を過剰に除去してしまい、脂漏性皮膚炎が治らないという意見もあり、抗真菌薬のシャンプーは絶対的な存在というわけではありません。その場合は、ほどよく皮脂を保ってくれるアミノ酸系の育毛シャンプーを使って対処していくと良いでしょう。

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脂漏性皮膚炎になった場合のシャンプー選びとは

脂漏性皮膚炎と医師に診断された場合、絶対に避けた方が良いシャンプーが存在します。それは過剰に皮脂を摂取してしまう洗浄力の強いシャンプーです。

洗浄力の強いシャンプーとして有名な成分はラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウムなどのラウリル硫酸が配合されているシャンプーは洗浄力が強いので注意が必要です。

しかもこれらのシャンプーは刺激性もとても強いので頭皮に炎症を起こしている場合、非常に相性が悪いです。かぶれやかゆみ、場合によっては患部に成分が浸透しズキズキと響くような痛みを発症してしまうリスクがあります。

また、アルコール系シャンプーや石油系シャンプーも控えたほうが無難です。

低刺激でありながらも程よい洗浄力で評価が高い馬油を配合したシャンプーや、アミノ酸配合のシャンプーが脂漏性皮膚炎には刺激を与えず程よい脱脂力を発揮してくれます。

あまり洗浄力にこだわってしまうと、かえって頭皮の水分や油分を必要以上に奪ってしまうのでラウリル硫酸系の配合されたシャンプーはいくら頭皮が強い方でも脂漏性皮膚炎の間は控えた方が良いでしょう。

大手のシャンプーでもこのような成分が意外と多く入っているので注意が必要です。

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脂漏性皮膚炎に有効な成分を配合した育毛シャンプーを選ぶ

脂漏性皮膚炎が頭部に起こってしまった場合、シャンプーをいつも使っているものから変更した方が良いかもしれません。

脂漏性皮膚炎が起こった場合、真菌と呼ばれるカビのような成分が頭部に染み付いてしまっているので、なかなかシャンプーをしても除去されない状況が続きます。

はっきり言ってどんなに効果があるとされるシャンプーを使っても、数日でそのカビが払拭されるということはなく、徐々に改善へ向かっていくというのが脂漏性皮膚炎の特徴です。

ではどんな成分が配合されたシャンプーが脂漏性皮膚炎に有効かというと、ミコナゾールと呼ばれる皮膚や粘膜に付着した真菌に対して抗菌作用のある成分が有効です。

このミコナゾールは抗真菌薬としても広く使われているもので、軟膏やローションタイプも存在します。そしてシャンプーに配合されているケースもあります。

使用を継続的に行うことで脂漏性皮膚炎の原因となりやすい皮脂の酸化、フケ、汚れを付きにくくしてくれます。その効果は絶大で皮膚病の治療にとても有効で、脂漏性皮膚炎のみならずカンジダ症、指間びらん症、口角炎、間擦疹などにも用いられる薬として知られています。

なかなか脂漏性皮膚炎の治りが悪い方はこのようなシャンプーで対策を講じる必要があります。